売れてるから買ったような一冊。
読み終わってから大分たってしまったら、中身をあまり覚えてない。
他者との関係において自我が成立
人とのつながりにおいてのみ「私」はありえない
ってあたりは印象的だったな。
「物知り、情報通」と 「知性」は違う。
働く目的として
「他者からのアテンション」
というのがあげられていて、これが他者との関係のうえに、私がなりたっている、というところとつながるんでしょうね。
お金は必要だけれども、自分自身が存在するためには、というあたりで。
ここでいう「存在」が関係の中でなりたつもの、なわけですし。
人間と動物の違いは種の保存以外でセックスをするかどうか
という記述があって、そうなんだぁ、と新鮮だったな。
そういう分け方もあるのか。
難しいけど、色々おもしろい一冊だった。