最強かどうかはおいといて、なんとなく読み始めたらおもしろい一冊だった。
授業で統計とかあったような気がするけど、なんとなく?使いどころがわからないという気がしたのを記憶してる。
まぁ、単位のためってのもあったのかもなー
- 日本の多くの会社は、時給800円でアルバイトする若者が仕事をサボることは叱るくせに、時給換算でその何倍もの人件費を支払われている人間が会議で不毛な時間を過ごすことに対しては思いのほか無頓着である。
- データ分析において重要なのは、「果たしてその解析はかけたコスト以上の利益を自社にもたらすような判断につながるのだろうか?」という視点だ。
- こうした有望な仮説を抽出するスピードと精度こそが現代における統計学の第一の意義であり、うだうだ会議で机上の空論を戦いあわせることなどよりもよほど有益だろう。
- 社内のありとあらゆる「正解のない意思決定」について、正解がないのであればとりあえずランダムに決めてしまう、という選択肢の価値はもっと認められるべきだろう。ただ決定をランダムにすることと継続的にデータを採取することさえ心がければ、後で正確に「それがよかったのか」「どれぐらいの利益に繋がったのか」が評価できるのだから、少なくともそちらのほうがより確実に「正しい判断」へと近づく道になることもある。
- 「過ちは人の常、許すは神の業 (To err is human, to forgive divine.)」